嫌な奴-水乃-

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「お前が好きだ!!」 「は!? ごめん無理だから。ってか、入学早々なんなの!?」 私は、山本水乃。 今日、高校生になったばっかり。 さっき、入学式が終わり、帰ろうとした時に誰かに呼ばれ体育館裏まで来た。 それで、告られた。 けどおかしくないか? あたしこの人に今初めて会ったのに告られるなんて。 きっとこいつの頭がおかしいんだな。 あたしは一人でそうそうとうなずいていた… 「ねぇ…? 俺と付き合ってよ?」 「絶対嫌ッ!!」 「お前に拒否権はねーよ」 と言い、目の前に居る奴は笑った。 「はッ!?何言ってんの!?ふざけ…んッ…ちょっ…!?」 あたしは… 目の前に居る奴に…キスされた。 少しすると、そいつの唇が離れ少し笑いながらこう言った… 「俺は、石川 隼人。お前は?」 「…ッ山本…水乃…」 「水乃ッお前を絶対俺のものにしてやる。覚えとけ」 …ッ冗談じゃないわよっ!!!!!!!!!!! 「アタシは…絶対あんたのものになんかなんないからッ!!」 「どうかな?絶対俺の物にするから」 そう言うと、石川隼人は体育館裏を去って行った… アイツ本当になんなの!?
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