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「ぁりがとー!!んな教えとくな☆」
何日かたち男からのメールが入った
優治と名乗る男と私はすぐ打ち解けた。
背丈は180ほど
金色の髪
目つきも悪くまるでライオンみたぃだなぁと思った。
でも彼は優しかった
二人で遊んでも決して私に手を出さなかった。
それは私にとって新鮮だった。
それまでの私は男とは雄でありSEXの対象
SEXの変わりに優しさをくれる
自分勝手で欲情の押さえ方も知らない肉食獣だと思っていたからだ。
違ったの?
この人は違う?
何回もデートを重ね
それでも私と優治は手を繋ぐこともキスをすることもなかった
私が優治に惹かれるのに時間はかからなかった。
この人は私をちゃんと見てくれる。
きっと大切にしてくれる。
季節は梅雨。
じめじめとしたまとわりつくような空気も私には気にならなかった
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