奈落
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奈落

高校一年の冬 3年ほど前 まだ16才とゆう若さだった 世間は寒いばかりで 私は何も持ってはいなかった 高校に入りバイトを経験して 稼ぐとゆう大変さを思い知った。 現代に欠かせない携帯電話は 唯一人と人を繋ぐ手段であり 私たちの世代にはなくてはならない物だ。 それでもまだ働くとゆう事をしったばかりの私にとって携帯代を払うとゆうことは必ずしも容易い事ではなかった 太陽もなく少し薄暗い夕方の6時を過ぎた所だった 大阪の梅田では雨が静かに街へとけこんでいた HEPとエストの間をゆっくりと目的もなく歩いた 昔から少し大人びていると言われた雰囲気とずっと念入りに手入れしてきた自慢のロングへア 決してスタイルはよくなかったが人並みの容姿と今時の服装 少し歩いた所で私に声をかけるスーツ姿の男 20代後半にさしかかったぐらいだろうか 肩まで伸ばした厭らしい金髪に近い髪色。大人の色気なのか、香水の匂いが雨に混じり鼻をつく。 雨のせいか、しなびたスーツ姿に真っ黒のコート 妖しげな笑みを浮かべながら私の横を歩く 「キャバクラとか興味ない?」
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