20人が本棚に入れています
本棚に追加
/49ページ
鷹哉
「こんな所で寝てたら危ないだろ??」
桜実
「あっ寝てたんだ…。ありがとうございました」
鷹哉
「気にすんな♪」
桜実は頭を下げると、鷹也はニッコリ笑い頭を撫でた。
ザザザザッ…
いきなり雨が降ってきた。
桜実
「雨……あっ着物!?」
桜実は自分の目的を思い出し、慌て始めた。
鷹也は着物…??と首傾げながら差し出した。
鷹哉
「お前か、高家から来る女の子って」
桜実
「着物…貴方が低家からくる人??」
鷹哉
「おう♪ほら、着物」
鷹哉は桜実に着物を渡し、また頭を撫でた。
桜実はドキッとしながら、静かに鷹哉を見た。
桜実
(優しい人…)
桜実はそう思いながら、鷹哉を見つめた。
最初のコメントを投稿しよう!