生存、謎、現実逃避

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「じゃあお味噌汁を作ろう。」 さとしは切り替えが早い。 母親が死んだ悲しみから立ち直ったのだ。 この切り替えの早さが彼の取り得でもあるだろう。 「ママ…このしいたけ…無駄にしないよ…。」 そう母親に告げると彼は床上に上がり、床下との扉を閉める。
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