ある日の夜

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星降る夜 僕は空を眺めた 月は満ち まるで僕に微笑んでいるようでした 今まで隣に居た貴女みたいに しかし どれだけ隣を見ようとも居ない    貴女は旅立ってしまっているから どんなに名を呼んでも返事が無い どんなに探しても見つからない その度に 一筋の涙が 頬を伝い落ちていく    それでも こんな僕にでも分かることがあるんだ 無性に貴女に会いたくなるってこと 貴女をこの腕で感じ 抱き締めてキスをしたいってこと    今までは簡単に出来たのに 今は貴女に会うという簡単なことさえも叶わない もし、この願いが叶うのならば せめて夢の中で    貴女が「いいよ」と言うならば傍に逝かせてください 傍に逝くことが出来たなら 弱い僕を許してください 僕にとって貴女の存在が生きる力で 僕の生きる全てでした    今となっては 僕の生きる全てを失いました 貴女の隣に逝くことが出来たときは 一緒に来世へ旅立とう?    星降る夜 僕は貴女の元へと旅立ちました
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