MISSION 1

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《ピリリッピリリッ♪》 通信時のコール音。 いよいよミッション開始のようですね♪ 「こちらスネーク。大佐、聞こえるか?」 伝説の傭兵、ソリッド・スネークさんです。 相変わらず渋いなアンタ。 「良好だ、スネーク。」 あ、この声はスネークのうさん臭い上司、キャンベル大佐だ。 孫娘にぞっこん。 「スニーキングポイントに到着した。」 「状況はどうだ?スネーク。」 「見晴らしが良過ぎるな。幸い近くに茂みがあった。今はそこに身を潜めてる。」 茂みって…そのハリボテにスプレーで色付けたみたいな……それ? 「目的のポイントは確認できるか?」 「勿論だ、大佐。」 「今回の君の任務は、今見えている建造物に侵入し、内部の調査、及び、そこにあるとされる新型メタルギアの破壊だ。」 「!!…メタルギア!?事実なのか、大佐!」 あれ? またメタルギア絡み? おかしいなぁ……? 「まだ分からん。だが、タレコミにしては信憑性が強い。以前、君が破壊したメタルギアREXのデータとタレコミの内容を照らし合わせたが、確かに驚異的なスペックの兵器である事に間違いは無い。」 「なんて事だ…!」 「目撃証言も出ている。」 「何だって!?大佐、事実なのか?」 「信じられんが事実だ。しかも内容がメタルギアらしくない。」 大佐さぁ、さっきメタルギアって断言してたよね? 「どういう事だ?」 「うむ、どうやら今回のメタルギアは人型らしいのだ。」 「……!!」 「報告書によれば、そのメタルギアは飛行能力を有しているらしい。また、頭を吹き飛ばした位では機能を停止しない、ともある。」 「まさにメタルギアか」 何が『まさに』なんですか? 「警戒すべきは、メタルギアの持つ破壊力にある。右腕から繰り出される攻撃は、落下する隕石並の力を持つとされている。」 うわー、つえー。 「……厄介だな」 マジでメタルギアかもね、それ。
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