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《ピリリッピリリッ♪》
通信時のコール音。
いよいよミッション開始のようですね♪
「こちらスネーク。大佐、聞こえるか?」
伝説の傭兵、ソリッド・スネークさんです。
相変わらず渋いなアンタ。
「良好だ、スネーク。」
あ、この声はスネークのうさん臭い上司、キャンベル大佐だ。
孫娘にぞっこん。
「スニーキングポイントに到着した。」
「状況はどうだ?スネーク。」
「見晴らしが良過ぎるな。幸い近くに茂みがあった。今はそこに身を潜めてる。」
茂みって…そのハリボテにスプレーで色付けたみたいな……それ?
「目的のポイントは確認できるか?」
「勿論だ、大佐。」
「今回の君の任務は、今見えている建造物に侵入し、内部の調査、及び、そこにあるとされる新型メタルギアの破壊だ。」
「!!…メタルギア!?事実なのか、大佐!」
あれ?
またメタルギア絡み?
おかしいなぁ……?
「まだ分からん。だが、タレコミにしては信憑性が強い。以前、君が破壊したメタルギアREXのデータとタレコミの内容を照らし合わせたが、確かに驚異的なスペックの兵器である事に間違いは無い。」
「なんて事だ…!」
「目撃証言も出ている。」
「何だって!?大佐、事実なのか?」
「信じられんが事実だ。しかも内容がメタルギアらしくない。」
大佐さぁ、さっきメタルギアって断言してたよね?
「どういう事だ?」
「うむ、どうやら今回のメタルギアは人型らしいのだ。」
「……!!」
「報告書によれば、そのメタルギアは飛行能力を有しているらしい。また、頭を吹き飛ばした位では機能を停止しない、ともある。」
「まさにメタルギアか」
何が『まさに』なんですか?
「警戒すべきは、メタルギアの持つ破壊力にある。右腕から繰り出される攻撃は、落下する隕石並の力を持つとされている。」
うわー、つえー。
「……厄介だな」
マジでメタルギアかもね、それ。
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