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「なんだ……この甘ったるい臭いは……?」
建物の壁に張り付き、正面を伺うスネークさん。
おまわりさーん!
「大佐、聞こえるか?」
「どうした、スネーク。」
開始5分でもう大佐かよ。
「工場内部から異臭がする。ここは何の施設なんだ?」
そーゆーの、事前に聞きましょうよ伝説の傭兵さん。
毒ガスだったら今のでゲームオーバーだよ。
「パン工場だ。」
「……何だって?」
「パン工場だ、スネーク。そこはこの辺では有名なパン工場とされている。」
「なんでそんな場所にメタルギアが!?」
全くだよ。
「工場の経営主は近隣でも評判だ。日によっては無料で製造したパンを町に配布するらしい。」
セレブなパン屋もあったもんだね。
「……確かに香ばしい臭いがするな」
アンタ、さっき『異臭』っつってたじゃんよ。
「この時間なら主人とその助手は寝ている可能性は高い。あまり時間はないぞ、スネーク。」
「確かに時間は無いな。ミッションに戻る。」
なんか不用心なスネークだな、コイツ。
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