01 屋上の雪

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「私も、ついこの前から変な力が身に付いちゃったの。」   そう言ってこちらへ歩いてくる。 するといきなり当惑する僕の頬にそっと手をかざし━   「触れた物が凍っちゃうの。」         僕は『こおりづけ』を現実に味わうという貴重な体験をする事となった。
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