雨宿り

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「明日、会社に行く時ってここの道通りますよね?」 「はい……?」 この人は、急に何を言ってるんだ? 「もしよかったら駅まで一緒に行きませんか? 私もおばあちゃんに傘帰しに行きたいですから!」 「はい!もちろんですよっ」 俺がそう答えると、彼女は、自分の携帯の番号をサッと名刺の裏に書き俺に渡した。 そして、その名刺を持ったままぼーっとしている俺に 「それじゃ、またあした!」 そう言うと彼女は、エレベーターに乗って行ってしまった。
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