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ここにいるのは、2人…
傘は、1本…
見ず知らずの男と相合い傘なんてきっと嫌に決まってる…
俺は、勝手にそう考えて彼女にこう言った。
「これ…あなたが使ってください!」
しかし、彼女は、俺が考えもしなかった言葉を言った。
「なんでですか?
1本しかないなら2人で使えば良いじゃないですか?」
「……え?
あ!そうですよね?
じゃ、行きますか…」
そして、2人で傘に入りながら、また話をする。
どうやら住んでるマンションは、意外と近いようだ。
10分程歩き彼女のマンションの前に到着し、別れを告げる。
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