トモダチ

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トモダチ

ヤツとトモダチになってから次の日、学校に行ったらやっぱり数人にいじめられていた。 仲間ハズレは嫌だったからおれも仲間に入ってボコボコにした。 最初は立ってガードして泣きながら耐えていたが腹と背中に良いのが入って 「ゲボハァ!!」 と言って倒れた。 だが倒れてもおれといじめっ子達は止めなかった。 いや、何人かは止めたがおれと残りのいじめっ子が迷いもなく腹や背中に蹴りを入れていた。 それを見て止めてたヤツらもすぐ始めた。 だが顔はやらない。 なぜなら彼はメガネをしてるからだ。 別に壊していいとだれもが思っていたがそれで弁償とかで親が出てくることになったら色々とめんどくさいからだ。 一通り殴りチャイムがなりそうなのでいじめっ子たちは帰っていった。 おれはまだ倒れてボコボコになったヤツを見ていた。 そして今日初めて目が合った。 おれはごめんなって顔をして去っていった。 20分休みの時いじめっ子に話しかけた。 「おい、ちょっと…」 「どうしたんだよ?」 「あのさーおれアイツと仲良くなって秘密とか聞いてバラしまくろうかなと思うんだけどどうかな?」 「まじで!?面白そうじゃん!なんか聞けたら教えろよ!」 「うん!」 別に承諾とらずにもし一緒にいる時に目撃されて問い詰められた時が怖いとかじゃない。 ただ単純にそう言ったらいじめっ子ゎどんな反応するかみたかっただけだった。 学校が終わり帰り道が一緒だからヤツと帰った。 最初おれも朝いじめたし、無理かなと思ったら顔には出ないがたぶん嬉しそうに近づいてきた。 その行動一つ一つが気持ち悪くておれをイラつかせた。 「なぁお前はあんなにボコボコにされてどう思うんだ」 「………痛い…」 「そっかぁまぁ今度遊ぼうぜ!」 「うん」 「じゃあ来週ぐらいお前んち行っていい?」 「いいよ」 「じゃあ…えっとアダ名スーでぃぃか?」 「いいよ」 「じゃあスーで!またな!」 おれはスーに手を振って帰った。 これからスーはおれに秘密を言う時どんな顔するのか、 それをスーの目の前でいじめっ子に言ったらいじめっ子達がどんな顔してどんな事をするか、 そしてスーは暴露されてどんな顔するか楽しみでしょうがなかった。
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