『もう一人の』

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私はずるい人間だから、 言いたくても言えないことを、 もう一人の自分に言ってもらう その子は、 私なんかより強くて、 怖いものなんてなくて、 自分の壁を壊さない 情もないくらい冷たくて 全てを否定する 自分のことなのに、 別人みたいな 私はその子の強さに魅せられる
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