宇宙を追求す。

宇宙の始まりを考えるまで

ガモフさんは宇宙背景放射を予言し、"宇宙背景放射"は1965年に発見され、このαβγ理論＝ビックバン理論は宇宙論の標準理論になりました。

では、この『宇宙背景放射』とはなんでしょうか。

これは、『熱い宇宙』から今の『冷たい宇宙』になったと仮定しますと、ビックバンの時に宇宙に満ちていた熱い光や、温度が下がった状態で現在の宇宙を満たしていることになるはずです。

よく知られているのかは分かりませんが、光は温度が下がると赤外線になり、もっと下がるとマイクロ波になります。

つまり何が言いたいのかというと、ガモフさんは宇宙を満たしているビックバンの名残は絶対温度で７度くらいのマイクロ波である。

と予言した事柄なのです。

この事は後に『宇宙化石』と呼ばれることになります。

尚、ガモフさんはこの『宇宙化石』が発見され間もない1968年に交通事故で亡くなってしまいました。