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車は夜の街を滑るように走り、すぐイタリアンレストランについた
2人が席につくとすぐに料理が運ばれてくる
「今日はスタートが遅いから先に潤に連絡して用意してもらったんだ。」
『嬉しい♪今日忙しくてちゃんとお昼ご飯食べられなかったから…』
「ならよかった♪俺車だから付き合えなぃけど、お酒飲む!?」
『今日は遠慮しときます(笑)
すっごくお腹すいてるから。』
「(笑)じゃあ食べようか!?」
『はい、いただきます♪』
菜々美はパスタを口に運ぶ
『うわぁ~おいしい♪』
「このパスタ俺のお気に入りなんだ♪」
2人は雑談しながら食事を進めていく
『本当にどれもおいしいです♪』
「そのセリフ潤に言ってあげて。
もうすぐ来ると思うから…」
しばらくすると厨房から1人こちらにやってくる
「待たせて悪かったな…
ちょうど忙しくて(笑)」
「いや…忙しいのに悪いな。」
そこにはシェフが身にまとう白い服を着た長身でスラっとした男性が立っていた
「菜々美ちゃん、こいつが俺の同級生でここのオーナー兼シェフの潤だ。」
「はじめまして♪」
潤は手を差し出して菜々美と握手をした
『はじめまして、瀬戸菜々美です。』
「菜々美ちゃんかぁ~。
悠が久美以外の女の子を連れてくるのははじめてだからどんな子がくるか楽しみだったんだ♪」
人懐っこい爽やかな笑顔で潤は笑う
『そうなんですか!?(笑)』
「お前は余計なこと話さなくていいんだょ!!」
「悠、そんなに怒らなくてもいいだろ(笑)」
2人のやり取りを見ればとても仲のいいことがわかる
『潤サン』
「何!?」
『この間はありがとうございました。おかげで素敵な時間を過ごすことが出来ました』
「それはよかった♪
メッセージ嬉しかった…ありがとう。
今日の料理はどう!?」
『とってもおいしいです♪』
「気に入ってもらえてよかった。」
潤と菜々美がお店のことで仲良く話していると悠のケータイが鳴った
「ちょっとごめん…」
悠が電話に出るため席を外した
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