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悠が席をたって菜々美と潤が2人っきりになる
「菜々美ちゃんはあいつとはどういう関係!?」
いきなりの真剣な質問に
『そうですね…あえて言うなら兄妹(キョウダイ)ですかね(笑)』
菜々美はさらっと答える
「兄妹!?」
『はい、潤サンが心配するような関係じゃないので安心して下さい。』
菜々美の笑顔に
「気を悪くするようなこと言ってごめんな…」
潤は素直に謝る
「あいつ最近久美と上手くいってないみたいで…」
『もしかして久美サンって悠サンの彼女サンですか!?』
「そう、知らなかった!?」
『彼女サンがいるのは知ってましたけど…名前は聞いたことなかったんで…』
「そっか、久美も俺達の高校の同級生なんだ。
昔から知ってるから余計心配で…」
『そうですよね…
あたしみたいな人間が現れたら怪しいと思いますよね…』
「本当にごめんね…」
潤が再度謝る
『気にしてないから大丈夫ですょ♪
あたしもこの間悠サンと一緒にいるとこ彼氏に見られて不安にさせちゃいましたから(笑)』
「嘘!!仲直りできた!?」
『なんとか(笑)』
「それはよかった♪
今度は是非彼氏と来てょ!!」
『いいんですか!?』
「うん♪ご馳走するょ。」
気さくな潤の性格も手伝って2人の会話はかなり弾む
「なんかさ…悠の気持ちがわかった気がした。」
『えっ!?』
「菜々美ちゃんってどこかほっとけないんだょ…
気にして見ててやらなきゃって…
俺さ弟いるけど、妹がいたらきっと今みたいな気持ちになるんだろぅなって思った…」
『(笑)潤サンはお兄ちゃんタイプですよね♪』
「なんなら俺のことお兄ちゃんって呼んでもいいょ(笑)」
2人で冗談を言い合っていたら電話を終えた悠が戻ってきた
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