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悠との契約の日
菜々美が朝、会社に着くとケータイに蓮から今日来る担当を知らせるメールが届く
〔11時に担当が菜々美ちゃんの会社に車で迎えに行きます。
打ち合わせもかねて一緒に食事して下さい。
誰が行くかはお楽しみに⤴😆
パパより😁〕
菜々美は蓮のメールに返事をして通常業務をこなした
11時
菜々美が下で待っていると1台の車がくる
【あれ…どっかで見たことある…】
車が目の前で止まり窓が開くと見慣れた顔が見えた
『直哉ｻﾝ!?』
サングラスをかけているが確かに直哉だ
｢乗って｣
菜々美はすぐに車に乗り込む
『まさか直哉ｻﾝが来るとは思いませんでしたょ。
蓮社長言ってくれなかったし…』
｢俺で嫌だった!?｣
【なんか直哉ｻﾝの態度がいつも違う…甘い…】
『そんなことないですょ(笑)』
｢親父がこんなこと菜々美ちゃんに頼んでるなんて知らなかった…
迷惑かけてごめんな…｣
『大丈夫ですょ♪』
｢大体の話は聞いたけど…食事しながらいくつか質問していい!?｣
『はい、蓮社長に送らせて頂いた資料は!?』
｢それは見た。
契約決まって俺もブログやらなきゃいけないと思うと気が重い…｣
『(笑)本当の直哉ｻﾝを伝えるチャンスじゃないですか!?』
｢本当の俺か…。
見せたらファンいなくなったりして(笑)｣
『そんなこと絶対ないです!!』
｢菜々美ちゃんが言うなら安心だな(笑)｣
直哉が笑顔を見せる
【やっぱり…】
2人だけだからなのか
直哉に思いを伝えられたからなのか
菜々美の目に写る直哉はとても素直で子供のように無邪気に笑っている
食事をしながら打ち合わせをして13時前にUKの入るビルに着いた
．
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