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「おはよ♪」
菜々美が目を覚ますとすぐ隣に祐輔がいて菜々美の頭を撫でていた
『おはよ…いつから起きてたの!?』
菜々美が時計を見ると目覚ましが鳴るまでまだ時間がある
「30分くらい前かな…」
『もう、起こしてくれたらよかったのに…』
「まだ時間あったし、菜々美のこと独り占めしたかったから…」
『……!?』
菜々美は訳が分からず首を傾げる
「寝顔も可愛いね♪」
そう言って祐輔は菜々美の頬にキスをする
『……///』
「クスクス…」
頬を染める菜々美の姿を祐輔は目覚ましが鳴るまで、いとおしそうに眺めていた
「会社まで送ってくょ。」
化粧をする菜々美にネクタイをしめながら祐輔が声をかける
『電車で行くからいいょ。祐輔遠回りになっちゃうでしょ…』
「そんなこと気にしなくていいって(笑)俺が送りたいんだから…」
『本当にいいの!?』
「うん、後10分で出るょ。」
『わかった、ありがとう♪』
菜々美は祐輔に会社まで送ってもらった
「じゃあ、また午後の会議で。」
『うん、またね♪』
菜々美は車から降りて会社に入っていった
菜々美が会社に着くと奈緒、愛、清と共にさっそく作業に入った
午前中は午後のCM企画会議に向けての会議や資料集め
午後の合同会議が終わると決定したCM作りのため動き回った
なんとか明日までにするべき仕事を終え祐輔の家に帰る
そんな日々を菜々美は10日ほど繰り返していた
会社のスパイが誰なのか
解決のため社長や部長や蓮が何をしているのか
しばらく連絡を取り合ってない悠は大丈夫なのか…
菜々美はふとした時、そのことが頭に浮かんで不安になった
それでも菜々美は加納との約束を守り仕事をきちんとこなしていた
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