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その人は菜々美の寝ていたベッドの端に腰掛けた
びっくりした菜々美が顔を上げると
その人は弾けるような笑顔でこっちを見てくる
『あの…えっと…』
パニくって上手く言葉が出てこない菜々美
「なんにもなかったょ」
『えっ…』
「だから、関係は持ってないから」
また笑顔で瞳をじっと見られて
やっと言葉を理解した菜々美は顔を赤く染めた
『そうじゃなくて…ココどこなんですか!?
なんでココにいるか…
昨日のこと全然思い出せなくて…
ごめんなさぃ』
「アハハ…可愛い」
その人がからかうょぅに言うから菜々美は困ってしまった…
「ごめんね」
いきなり謝られて今度は拍子抜けしてしまう…
「昨日は君が1人で酔ってて、閉店時間まで起きなくて、店の人が困ってたから、俺ん家まで連れてきた」
『スミマセン💦迷惑かけた上にベッドまで借りて
しかも覚えてないなんて…』
24にもなってお酒の加減も出来ない自分にほとほと嫌気がさした
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