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啓介があたしを触る度に胸が高鳴って、安らいでいく。
よくわからないけど涙が出てくる。
「透、嫌じゃない?」
啓介が頭を撫でながら心配そうに聞く。
「嫌じゃないよ…啓介」
「でも泣いてるよ」
啓介の困ったような声が、あたしを大事にしてくれてると思えてうれしい。
「やだからじゃなくて…今、すごく幸せなの」
そのままの気持を言う。
「…透」
啓介は少し微笑んだ。
そして
"啓介"はあたしの中に…
肌が触れ合うとこがあたたかくて心地よい。
啓介
啓介が
すごく愛しいかった。
あたし、啓介に恋してるんだ。
なぜか、そうぼんやりと思った。
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