歩み寄り

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いつものように適当に服を着替えて飯を食いに外にでる。 ガチャッ 自分の音と重なって隣からも同じ音が聞こえた。 「あ。」 「!?」 笠井もちょうど外にでるようだ。 「どっかいくのか?」 勇気を振り絞り言葉をかける 「はい…夕飯の買い物に。三上先輩は?」 「メシ食いにいこうかと。」 買い物っつーことは自分で作るのか?ま、笠井なら豆だから外食ばかりの生活なんてしないだろう。 どうしよう。 このまま別れるのはもったいない気がする。 「お前さ、自炊できんの?」 「は、はい!」 考えるより先に言葉がでる。 「俺いっつも外食なんだよね~…」 「はぁ…?」 何故か断られない気がした。
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