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……あれ、もしかして訊いちゃいけいない事だったとか?
数秒考えた(?)後、ようやく応えはかえってきた。
「あれや、え~っと。 お前がいつまで経っても居らん男の名前を呼んどるから、まほーつかいっちゅー奴に頼んでお前と話せるようにしてもらったんや!!」
「…そう、なんだ」
絶対に嘘だ。
いくら頭の悪い私だからといって、この嘘に騙される事はない。
そして、魔法使いとか言うぐらいなら、九十九神だって言われた方がまだ信じられるのに。
「あぁっ!?何やその冷たい眼!! アホらしい話やけど、一応本間やねんで!? いや、マジで嘘っぽいけど!! 俺も自分で言っとってアホらしい思うけどやなぁ!!」
……弁解に必死な時計というのも馬鹿らしいけど。
とは口に出さない。
口に出したら最後、ぶちギレかましてしまいそうだからだ。
なんとなく、本能で解った。
と言うよりも経験かな。
だって、この時計、海ちゃんに似てる。
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