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今まで話すことのなかった石田と話すようになったのだし。 一応、本人公認で、君付けまでとれたのだから。 「そうそう、あの人の新刊入荷したよ」 「マジで?もしかしてお前予約済み?」 「もちろん!図書委員ですから」 今まで男子が苦手だった私が、自分から自然に話しかけられるようになったし、軽口までたたけるようにまでなったのだ。 今までのことを思うと、やっぱり恋の力ってすごいと思う。 「いいな~!ちょ、次に俺の名前いれとけし」 「しょうがないなあ、いれといてあげるよ」 「サンキュー」
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