3/6
前へ
/44ページ
次へ
「わかった。今登録するから」 私は今、石田に片想いしている。 私が石田を好きになったのは、1ヶ月くらい前。 放課後、図書委員として、人のまばらな図書室のカウンターにいた私に、石田が声をかけてきたのが始まりだった。 「すいません、返却と貸し出しお願いします」 「はい、ちょっと待っててください…って、石田君?」 これが、私が初めて石田と交わした会話。
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

70人が本棚に入れています
本棚に追加