修羅場

4/5
前へ
/7ページ
次へ
トップ2が 彼は必ず守る と言ってくれたので、二人で彼を守る作戦会議 とりあえず奥さんのメールもスルーしてたらしいので、トップ2は彼に現状聞く為電話… 「九ノさんと旦那を呼べと奥さんが言ってるそうです 旦那さんはさすがにまずいんで、俺がついていきますんで、今から奥さんに謝りに行きましょう…」 奥さんに謝りたい気持ちは死ぬ程ある けど、旦那を呼べと言う伝言を…あっさり伝えれる彼に苛立ちを覚えてしまった 私はあの頃…旦那を呼ぶ事なんか、怖くもなかったし、痛くもなかった 「いや!話し合いなら、私も旦那呼びますよ!!」 「えっ…ダメですってそれは…」 「いや、私平気だし…あっ…」 自分の一言で、苛立ちもすぐに消えてしまった 呼んで、平気なのは私だけだ… 旦那はその時、本当に大変な仕事頑張っていて、いよいよ大詰めって時だった 夫婦仲は最悪な時だったけど、その仕事の邪魔だけはしたくなかった 旦那の努力や人生を…これ以上壊すのは嫌だった そして、彼にも私の様な想いを…わざわざさせたくなかった… 彼にこれ以上、問題を増やしたくなかった 私が自分で蒔いた種だ 覚悟なんか嫌って程してた 彼が笑う為なら、修羅だろうが、夜叉だろうがなってやるって…いつの日から彼の無邪気さを前に諦めて…決めていた 「やっぱりすみませんが、頼みます…私謝りに行きます」 決心がついた 彼も、ずっと私が口酸っぱくして言い続けてきた…本当に守るべきものの大切さに…やっと気付いてくれただろう 私はその彼を…全力で守る 彼が選んだ道が…私がぐちゃぐちゃにしてしまった道が…少しでも良い方向に向く様に… 何にだって耐える! そう決めた
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

31人が本棚に入れています
本棚に追加