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「やたっ❗凜、あたしらまた同クラだよ❗」
「まぢで❗イェーイ★」
春。中2になった私たちは、新学期早々とてもはしゃいでいた。
小学校の頃から仲がいい私の大親友の蒔<マキ>とまた同じクラスになったし、新しい恋の予感…❤もするし❗
よーし中2を満喫するぞぉ❗
私の名前は利柚凜<リユズリン>。
好きな教科は、歴史と体育❗
嫌いな教科は、理科と数学と…まぁいろ②❗
あっあと、みんなから運動神経抜群❗って言われマス(笑)
始業式が終わり、担任の先生に連れられ新しい教室へ向かった。
この羅句学園<ラクガクエン>は、1学年全10クラスもあるので、廊下がとても長い❗(奥行きが)なんでこんなに人数が多いか?
それはこの学園は結構有名な学園らしく、エスカレーター式なので、小中高全部があるからそれなりに廊下が長いのだ。
この学園は全寮制もあって、相当な広さの学園なのだ。
教室について中に入った。…あれ?なにか違う。
M「ねっ凜、なんか1年の時と教室の造り違わない??」
R「うん❗今あたしも思った」
すると担任の先生、田中先生が言った。
「あ~よく気がついたな!そのとおり、1年の時は長机、長椅子だったが、2、3年になると、この様に大学の教室みたいな構造になっている。まっ高校生になるちょっとした準備ってとこかな」
生徒一同へえ~っと声を揃えて言った。
「それじゃあ適当に席につけ!」
田中先生が大きな声で言った。
みんなは言うとおりに適当に座った。凜は、蒔と一緒に一番後ろの席に座った。
「えー今からHRを始める。おっと自己紹介だな、俺は数学担任の田中だ宜しく。」 っと言って軽く頭を下げた。
みんなもよろしくお願いしますっと口々に言った。
「早速だが宿題だ。自己紹介をしるプリントを配る。それを明日1人ずつ自己紹介してもらう」
そう言ってプリントを配りはじめた。自己紹介のプリントは凜の所にもまわってきた。
見てみると、名前の欄があり、隣に2年になってからの目標、その下に『死についてどう思うか』という欄があった。死についてどう思うかって何⁉こんなの書かなきゃいけないの?
凜は周りを見渡してみると、みんな凜と同じ下の欄を見ていた。
「それじゃあ、これで終わりにする。学級委員はまだ決まってないから、今日は俺がやる起立」
ザッと一斉に立ち上がった。
「令!」
さようなら~っと言って先生は教室を出て行った。他のみんなも次々と出て行った。
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