カウント1 新学期

2/2
10人が本棚に入れています
本棚に追加
/53ページ
「やたっ❗凜、あたしらまた同クラだよ❗」 「まぢで❗イェーイ★」 春。中2になった私たちは、新学期早々とてもはしゃいでいた。 小学校の頃から仲がいい私の大親友の蒔<マキ>とまた同じクラスになったし、新しい恋の予感…❤もするし❗ よーし中2を満喫するぞぉ❗ 私の名前は利柚凜<リユズリン>。 好きな教科は、歴史と体育❗ 嫌いな教科は、理科と数学と…まぁいろ②❗ あっあと、みんなから運動神経抜群❗って言われマス(笑) 始業式が終わり、担任の先生に連れられ新しい教室へ向かった。 この羅句学園<ラクガクエン>は、1学年全10クラスもあるので、廊下がとても長い❗(奥行きが)なんでこんなに人数が多いか? それはこの学園は結構有名な学園らしく、エスカレーター式なので、小中高全部があるからそれなりに廊下が長いのだ。 この学園は全寮制もあって、相当な広さの学園なのだ。 教室について中に入った。…あれ?なにか違う。 M「ねっ凜、なんか1年の時と教室の造り違わない??」 R「うん❗今あたしも思った」 すると担任の先生、田中先生が言った。 「あ~よく気がついたな!そのとおり、1年の時は長机、長椅子だったが、2、3年になると、この様に大学の教室みたいな構造になっている。まっ高校生になるちょっとした準備ってとこかな」 生徒一同へえ~っと声を揃えて言った。 「それじゃあ適当に席につけ!」 田中先生が大きな声で言った。 みんなは言うとおりに適当に座った。凜は、蒔と一緒に一番後ろの席に座った。 「えー今からHRを始める。おっと自己紹介だな、俺は数学担任の田中だ宜しく。」 っと言って軽く頭を下げた。 みんなもよろしくお願いしますっと口々に言った。 「早速だが宿題だ。自己紹介をしるプリントを配る。それを明日1人ずつ自己紹介してもらう」 そう言ってプリントを配りはじめた。自己紹介のプリントは凜の所にもまわってきた。 見てみると、名前の欄があり、隣に2年になってからの目標、その下に『死についてどう思うか』という欄があった。死についてどう思うかって何⁉こんなの書かなきゃいけないの? 凜は周りを見渡してみると、みんな凜と同じ下の欄を見ていた。 「それじゃあ、これで終わりにする。学級委員はまだ決まってないから、今日は俺がやる起立」 ザッと一斉に立ち上がった。 「令!」 さようなら~っと言って先生は教室を出て行った。他のみんなも次々と出て行った。
/53ページ

最初のコメントを投稿しよう!