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「もうすぐ、夏休みですね」
「そうだな~」
先輩はいかにも暑そうに手をパタパタと振った。
「先輩は夏休み、何か予定あるんですか?桂木先輩と、デート三昧とか?」
「残念でした。俺は夏休み1人なの。あいつは海外にバカンス」
「いいですね~。お誘いとかはなかったんですか?」
「いいや。夏休みは家族だけで過ごしたいってさ」
「そう・・・・・・ですか・・・・・・。だったら、一緒に遊びにいきませんか?」
「え?」
「遊園地。パァッっと遊んで、寂しさ紛らわせて、ついでに宿題の苦しみまで忘れちゃえばいいんです」
「遊園地・・・・・・か・・・・・・。いいな。行こうか」
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