自覚

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からかう方が悪いじゃん! 「ほら、朝ご飯はサンドイッチよ。」 お母さんはサンドイッチをのせた御盆を持ってキッチンから出てきた。 「やった!お母さんが作るサンドイッチ大好き!」 私は早速サンドイッチを頬張った。 「はうあぁ~…美味しいぃぃ…」 とろけるんだよねぇ…特に玉子が超美味しいんだよー! 「そんなに美味しい?」 お母さん、私の舌は美食レーダーなんですよ。美味しい物には直ぐ反応する魔法の舌なんですよ。 「私が美味しいって言うんだから間違いないよ!」 自信満々で言った。 「そーぉ?未瑠がそう言うなら良いんだけどさぁ。で、そんなにゆっくりしてる時間無いんじゃない?」 『ピタッ』 サンドイッチを食べる私の手が止まった。 「い…今何時…?」 「8時ちょっと前ぐらい」 ……なんだまだ8時かぁ~! あははは… ……… 「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!ヤバいぃぃぃ!!!遅刻するぅぅぅ!!!!」 急いでサンドイッチを掻き込み、歯磨きをして髪をセットして鞄を持って… 『バタンッ』 「いってきまぁぁす!!!」 『未瑠ー!お弁当!今日からいるんでしょー!』 お弁当! 『バタンッ』 バタバタバタバタ!よし!今度こそ! 「いってきまぁぁす!」 バス停まで全力疾走!
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