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―――教室―――
「…ーっていう事があったのさー。」
「未瑠も大変だねー。」
バスを下りた後、未来君とは生徒玄関で別れ、朝あった出来事を海李に報告した。
「ねぇ、未瑠、それって佐羽乃君が好きなんじゃない?」
…へ!?
私が未来君の事を好き!?
「な…なななな、何言ってんの!私が未来君を好きなワケないじゃん!」
海李ったら凄い事をさらっと言っちゃうんだから。
「ふぅん。じゃあさ、未来君と居てドキッてしたことある?」
「…………ドキッてしたこと?…まぁ……ある…」
確かにドキドキした。
でもだからといって好きって訳じゃ…
「決定だね。未瑠は佐羽乃君が好きなんだよ。」
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