愛しい 愛しい君…

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ギターの音色が聞こえた 僕は迷わず友達を説得して 音色の場所まで走り出した 僕の中で 何かが動こうとして居た そして 僕達は出会った 僕は 毎週たった一度君に逢えるのを ひたすら ひたすら楽しみにしてた いつも 君は僕を笑わせてくれた そう まるで偶然が運命なんだ… 僕は そう願って居た 君は いつも僕の事を 考えてくれて居た 自分さえ 泣きそうなのに 気付かなかったのに… 君は 気付いてくれた 初めて『乙女だよね』って 人から言われた… 君からだから余計に嬉しかった 僕が酔っ払いに絡まれた時 君は 助けに来てくれた 君は いつでも僕を 見て居てくれた 歌ってる最中 その後のお喋りの時間 笑いかけてくれてた… 僕が話しがあるって言ったら 他のファンの子達の場所から遠のけ コンビニ付いて来てって 言ってくれたよね… 君に 僕の全てを話した 君も 話してくれた 辛い過去を… 僕は無性に 君に 抱き締めてもらいたくなった 絶対に拒否られると思った でも 勇気を出して言った 君は何も言わずに 力いっぱい僕を抱き締めてくれた 僕は それだけで 幸せだった… なのに僕は 欲張りになった 君が 欲しくてたまらなくなった でも 僕の願いは叶わなかった ねぇ どうしてあの時抱き締めてくれたの? 聞いても教えてくれない君 僕は君の 本音が聞きたいだけ 今でも 君を愛してる でも今は ファンの一人として 君を 愛するよ… 君に 迷惑をかけたくないから 幸せな時間を”ありがとう“
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