月姫の名を抱き

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「亜咲さん、私の名前ってどうするんですか?」 蔡姓はともかく、どう名乗れと言うのだろうか? 「なんかね~夏侯将軍…夏侯淵殿の方が、失われた姪の名で良ければ名乗られよと言っていたわよ。」 …夏侯淵の姪…って張飛の嫁の夏侯月姫! 「そうね、じゃぁ、姓は蔡で名は蓮、字が月姫ってところかしらね~」 なんでこの方はのんびりしてるかな!? つか、この年代で、既に月姫って誘拐され済み!? ううん、知らなかったことが補完されてくのは嬉しいのだけど、中々に厳しいことだなぁ… 「それに、私が復刻させた書物については、ここの資料庫に山と資料があるし!ね、楽しみでしょう?」 …亜咲さん、現代では猫被りしてたんですか? つか、話してるのコレ、中国語なのよね。 中国語の中でも北京語に近い感じ。 まぁ、多分ある程度の意思疎通は出来るとは思うけどね…
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