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サスケお兄ちゃんは私のいとこ。
だけど、キャット族でも無く、ハーフでも無い、普通の人間。
中学生になるまではよく遊んでもらってた。
サスケお兄ちゃんは私の隣に座ってこう言った。
「……どうしたの……?なんで泣いてたのか教えて?」
私は戸惑いながらも正直に話した。
サスケお兄ちゃんは何も言わず、静かに私の話を聞いてくれた。
そして、しばらく沈黙が続いた後、サスケお兄ちゃんが口を開いた。
「よく頑張ったね……でも、今の僕は力も権力無いんだ…」
そう言いながら私の頭を撫でた。
「…助けてあげられなくてごめんね………」
そう言ってるサスケお兄ちゃんの目は、少し赤かった。
「だけど、相談にはのるから。このアドレスにメールしてきて。いつでもカレンちゃんの見方だからさっ。」
「はい……………」
そう言うと、サスケお兄ちゃんは帰って行った。
私もあまり遅くなっては大変だから、重い足取りで歩き始めた。
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