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俺とカレンは前に会ってたんだ。 そう、あれは雨の日 ―――――……… ―――――………… ―――――…………… 「ハァ………………」 俺はこの時15歳で父の食事会を抜け出してきた。 雨が降ってることなんか関係なく俺は走り続けた。 そして、10分ぐらい走ったら小さな公園に着いた。 俺は少し疲れたので公園のイスに腰かけたんだ。 ザーザー 雨の音だけが聞こえる 何故か落ち着く……… 今は10時。 公園にあまり人が通らない時間だ。 あそこは疲れる 人がうじゃうじゃいてしつこくて、どうして俺は父のあとを継がなきゃいけないんだ…………… 俺の人生は父のものじゃないのに…………… ポツポツポツッ 「大丈夫ですか?」
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