遅い

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ドキドキッ あっあれ? 何かドキドキしてる? 私はダイキさんと調理室に向かった。 調理室には高級な食べ物がいっぱいあった。 「…これ全部使っていいぞ………」 「…全部なんて、勿体ないです!」 私はそれだけ言うと食材を5個取って洗い始めた。 「…ダイキさんもどうぞ…」 私はダイキさんにじゃがいもを渡した。 「……これ、どうやるんだ?」 ダイキさんはじゃがいもを不思議そうに見ていた。 「こうですよ……」 私はダイキさんの手に包丁を持たせてダイキさんの手に触れた。 ドキドキッ ダイキさんの顔が真っ赤になっていく。 「…えっと、こうして……」 バチッ 私とダイキさんの目が合った。 「もっもう自分でできるよ!」 あぁ、何やってんだ俺………… こいつの前では冷静でいようと思ってるのに…………上手く出来ない。
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