ペット

3/5
前へ
/38ページ
次へ
「イヤ…で…すっ」 「まだ断るのか…」 俺は指を激しく動かした。 「どうする?俺様のペットになるか?」 カレンはまだ首を振る。 ダメだ。そんな可愛い顔しても止めてやらない。 「答えろ!」 そう言うとカレンは小さく頷いた。 たぶん、わかったってことなんだろう。 けどダメだ。口で答えるまでだ。 「ちゃんと口で答えろ。」 そういって指をもっと激しく動かした。 カレンは涙目で俺を見る。 ひどい… 私が声出せないの分かってるのに、そんなこと言うなんて…… また、激しくする。 私は必死に声を出した。「あっ…なぁたの…ぺッっトにぃなぁりますっかっら……」
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5649人が本棚に入れています
本棚に追加