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ばちっ✨
優斗「?!」
ふぃに琴音が顔を上げた。駅に着いたわけでもなく。ただ、ふぃに顔を上げた。
その瞬間、琴音をいつものよぅに眺めていた優斗と目が合ったのだ。
急に高鳴る心臓。
一瞬とまる、時。
キラキラした瞳。
少し赤らんだ頬。
小さな唇。
優斗は、初めてきちんと琴音を見た気がした。
目が合ったのは一瞬。
琴音は、何事もなかったかのように、また視線を戻し、駅に着くと同時にいつものよぅに人込みにまぎれて行った。
優斗の心臓は高鳴ったまま、彼女の姿をいつもように探した。
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