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「はぁぁぁ…。」
盛大な溜め息を吐く。
不思議な目で三浦が見つめている。
「何かあったか?」
「いや…、何でもない。」
「そっ。そういえば、あのリサ先生、執行猶予付いたらしいぞ。」
「えっ?!」
思わず立ち上がる。
すると三浦がコートを差し出して
「行って来いよ。当直変わるから。」
そのコートを掴むと走り出していた。
今更、なんて言っていいかわからない。
ただ、何か会いたくて
オレは走り出していた。
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