desicion

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警視庁 男子更衣室 18:00 稽古を終え、シャワーを浴び、皆が帰り支度をしている中いつも芹沢だけは、皆が居なくなるのを最後まで待っていた。 誰よりも早く着替え、誰よりも遅く着替えるので、誰も芹沢の着替えを見た事がなかった。 「なんで、嫌なんだよ?別に減らねぇだろ。」 伊丹が芹沢に迫った。 「僕のは、減るんです。」 芹沢は、変な言い訳をする。 「わけわかんねぇ事、言ってんじゃねぇよ!」 当然、伊丹は芹沢を小突いた。 「いたぁ~。また手出す。」 小突かれた頭を撫でる芹沢。 「別に、いいだろ。芹沢だって嫌なんも嫌なんだよ。」 三浦がフォローする。 「でも、お前は待ちが起きてるのは、確かなんだよ!」 芹沢の着替えのせいで、二人は時間を取られた事が多々あった。 「それは…、すみません。」 「確かにな…。隠しておくより、言った方が楽かもしれないぞ。芹沢。」 三浦が諭すような声で、芹沢に言った。 少し考えて、芹沢はゆっくりした手つきで、胴着の前をはだけさせた。 脇腹には、痛ましい傷跡が残っていた。 二人は、黙る。 芹沢が口を開くのを待った
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