第3話:片割れ

3/5
前へ
/70ページ
次へ
「嫌…」 「え…?まだ…なんにも……」 私は、先を聞く前に奈緒の言葉を遮った。 「嫌なものは嫌なの!だいたい、いつも私にばっかり頼らないで、たまには自分でなんとかしたら?!(怒)」 「お姉ちゃっ…」 「とにかく、私は二度とあんたの言うことなんか聞かない!!…わかったら出てって!!(怒)」 「……………」 奈緒は、黙ったまま部屋のドアを閉めた。 私は、イライラを抑えながら、机に向かって勉強した。 それが、昨日のこと… 「美緒…、奈緒がね……?」
/70ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加