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今日になって、奈緒が家にいないけとに気付く。
母さんが、言った言葉…
「美緒、奈緒がね……?…死んだの……交通事故で…」
「え…?」
嘘だとしか思いようがなかった。
だって、昨日までいつもみたいに私にものを頼みにきたんだよ?
いつもみたいに喧嘩したし…
いつもみたいに、家にいたんだよ…?(汗)
そんな、急に死んだとか言われても…
「美緒…、これ、奈緒の机の上にあったの……」
それは、私が欲しがってたお手紙セットに書かれた、“告白”と書かれた手紙だった。
私は、中身を見てみた。
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お姉ちゃんへ
直接聞いてくれなかったので、手紙に書きます。
私ね、お姉ちゃんが羨ましかったの。
頭脳明晰で、スポーツ万能で、なんでもこなすお姉ちゃんが私の憧れだったの。
だから、あれこれお願いしちゃって、お姉ちゃんが怒るのも無理ないよね?
ごめんなさい。
でね、お願いって言うのは…
こんな私だけど、お姉ちゃんの妹で良かったって思うから、これからも仲良くしてね!
ってことなんだ…、断られちゃったケド…(汗)
それでも、私はお姉ちゃんが大好きだから、よろしくお願いします!
奈緒より
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