第3話:片割れ

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今日になって、奈緒が家にいないけとに気付く。 母さんが、言った言葉… 「美緒、奈緒がね……?…死んだの……交通事故で…」 「え…?」 嘘だとしか思いようがなかった。 だって、昨日までいつもみたいに私にものを頼みにきたんだよ? いつもみたいに喧嘩したし… いつもみたいに、家にいたんだよ…?(汗) そんな、急に死んだとか言われても… 「美緒…、これ、奈緒の机の上にあったの……」 それは、私が欲しがってたお手紙セットに書かれた、“告白”と書かれた手紙だった。 私は、中身を見てみた。 ――――――――――――― お姉ちゃんへ 直接聞いてくれなかったので、手紙に書きます。 私ね、お姉ちゃんが羨ましかったの。 頭脳明晰で、スポーツ万能で、なんでもこなすお姉ちゃんが私の憧れだったの。 だから、あれこれお願いしちゃって、お姉ちゃんが怒るのも無理ないよね? ごめんなさい。 でね、お願いって言うのは… こんな私だけど、お姉ちゃんの妹で良かったって思うから、これからも仲良くしてね! ってことなんだ…、断られちゃったケド…(汗) それでも、私はお姉ちゃんが大好きだから、よろしくお願いします! 奈緒より ―――――――――――――
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