第1話:夢

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「え…?」 「なんで…お前な訳?!俺でも良かったじゃん!!なんで……っ…」 「草壁……」 そんな風に思われるなんて、思いもしなかった… 変に病人扱いされて、大丈夫?とか、早く元気になれよ…とか、言われると思ってた……。 「草壁…、ありがと……」 「…っ、約束…っ、守るだろ…っ……?嘘……つかないよな…?」 「あぁ、二人で有名なレストラン作ろうってやつ…?(笑)」 「そうだよ!!お前には、夢があんだろ!!?」 「…そうだな(笑)」 「だったら…っ、生きろ…ょ……、お前居ないと、レストラン作っても…意味ねぇじゃん……」 「そぅ…だな…(笑)」 「せめて……、かわってやりたかった…」 「ば~か(笑)」 俺は、その半年後、草壁を残して、この世を去った。 俺さ、お前に…もう一個、言ってないことがあるんだょ… 大切なこと…、言い忘れてた。これじゃ、死んでも死にきれないな(笑)
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