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色々と、ご近所の話を聞いて、山本家をあとにした。
(その隣、三木家)
失礼ではあるが、隣の山本家と違い、かなり立派でキレイな家だ。
インターホンを鳴らしてみる。
『ハイ!』
若い女性の声だ。
『忙しいところ、すみません、近所に越してきたものですが、ご挨拶にきました』
しばらくして、ドアが開いた。
歳は30ぐらいだろうか、スタイル抜群、髪は、茶色で巻き髪、白いブラウスが、とても眩しかった。セレブで若奥さま、と言う感じである。
『あ・あ・あの~浜田タケシ28歳、独身です。』
・・・何を言ってるんだ。
だが、突然、ど真ん中のストライクが来たら、口下手な男は、こんなもんである。
すると彼女は、くすっと笑い
『三木ゆり子です。歳は、ご想像にお任せします。』
僕はあわてて
『すっすいません!近所に越してきた浜田です。色々ご迷惑をかけるかもしれませんが、ヨロシクお願いします!』洗剤を渡した。
『では、失礼します。』
本当はもっと、話したかったが、口下手な男は、こんなもんである。
ルンルン気分で、対面の家へ・・・。
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