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「…………ッつ!?
あ、あんたしか頼める奴がいないから仕方なく頼んでやってるんだからね!?
仕方なくなんだから!仕方なく!
一緒に帰るのが楽しみなんかじゃないんだから!!」
咲は顔を真っ赤にながら、「仕方なく」をやけに強調してきた。
「分かってるって。俺が幼なじみで一番頼みやすかったから俺に頼んだんだろ?
そのくらい俺でも理解できるさ。」
「ふ、ふん!分かってるならいいわ!」
咲はなんだか不機嫌そうにぷいっとそっぽを向いて
さっさと教室から出て行ってしまった。
その後を小走りでついて行く俺。
こいつっていつも不機嫌そうなんだよな…。
昔はよく一緒に遊んだりしてて、もっと素直で可愛かったのに…
なのに高校に入った頃からいきなり俺に冷たくなっちまったんだよな…
俺なにかしたっけか?
軽くへこんじまうぜ!
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