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「やべ、遅刻だ!」
慌てて青年は家から飛び出していった。
青年の名前は上地雄輔。ここ、八富士市に住みヘキサゴン高校に通う二年生である。
上地は校門を走りぬけ、急いで教室へ向かった。
「おはようございます!」
「おう、おはよう。遅刻ぎりぎりだぞ」
教室に入ると担任のラサール石井先生が上地に話しかけてきた。
「良かった~、何とか間に合った……」
上地がほっとしながら席に着くと、
「おはよう!本当にぎりぎりだったな~」
隣の席のつるの剛士が声をかけてきた。
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