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「小島君の言う通りだな……」
つるのが肩を落とした。
「……あ!」
突然上地が叫んだ。
「すっかり忘れてた!ほら、消えた時間!」
「そういえば、全員日が暮れた後にいなくなってましたね」
野久保が思い出した。
「ちょっと待ってて。小島君に聞いてくる」
つるのは走っていった。
しばらくして、つるのは暗い顔で戻ってきた。
「知らないって……」
「流石にそこまでは知らないか……」
木下が溜め息を付いた。
「なら、また知り合いを紹介してもらうのは?」
スザンヌが良い提案をした。
「そうしようか……」
また、分かれて情報収集しようという話でまとまりかけた時だった。
「野久保」
田中と山根が野久保に話しかけてきた。
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