ザ・ベストハウス123

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「あの~」 そこにつるの、野久保、上地がやってきた。 「お前ら、なにしとるん?」 さらに、従業員がもう一人やってきた。 「お!福田!丁度よかった。聞いてくれ、今こいつナンパしとった!」 「ええ~!藤森が?!お前そんなキャラやったっけ?」 「だ、だから違いますって!」 「あの~」 従業員同士で話が盛り上がってしまい、五人は会話に入れなくなっていた。 「あの!」 上地が大声を出し、やっと従業員たちは五人の方を向いた。 「山本裕典がどうとかって言ってましたよね?」 木下が聞いた。 「うん。火曜日の夜に別れたきりで、昨日警察までやってきて話を聞いてきたから」 藤森が言うと、 「そうそう、あの日に突然いなくなったって」 徳井が頷いた。 「なんか、連続失踪事件になってるって?」 福田が聞き、五人は頷いた。
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