トアル日ノオ茶会

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こんにちは。眠り鼠のネムです。 ところで、突然なんですが、只今花畑を全力投球で爆走中です☆ あ。 因みに後ろからは、右手にナイフ、左手にフォークの銀食器(シルバー)を持ち、そして足には何故かローラースケートを装置したハッター(帽子屋)が、笑顔を貼り付けながらもの凄いスピードで追いかけて来ております。 「ふふふ、待ちなさい?ネム?」 ヒュヒュン。 ローラースケートで花畑を苦にもせず、涼やかな笑顔と軽やかなステップで追いかけ、両手からは絶え間なく湧く銀食器をネムに目掛け正確に(光速で)投げ続けるハッター。 ビュン。 「!?ヤバッ!~~~ッ、だあぁァァ!!待てるかボケェェェ!!!待ってる間に僕が死ぬに決まってるだろ!!!!」 それに対し、全力で走り続けながら、ハッターの投げる銀食器(凶器)を器用に飛んだりしゃがんだり、時には(懐に常備の)二つの鉄扇で防御戦を繰り広げながら(やはり光速で)回避し、尚も危機を感じながら反撃は一切加えずに(駿足で)逃げ続ける眠り鼠ネム。 端から見れば、一種の出し物(動きが見える人限定で)に見えるが、両者共に真剣に(主にネムが)追いかけっこ(一方的な死闘<デスマッチ>)を繰り広げていた。  
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