トアル日ノオ茶会

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「私は屁理屈など言っていませんよ?ネム」 それを確認したハッターは、少し残念そうな顔になり着地すると、笑顔に戻り次の攻撃を再開した。 ―――やはり、屁理屈をこねてはいたが… ヒュヒュン。 「な!?―――それが、充分屁理屈だって 言っているんだあぁァァァァァ!!」 キキン。キン。 「だから、違いますってば。ネム」 叫びながらツッコミを入れるネムに、尚も屁理屈を抜かすハッター。 最早、ハッターに何を言っても無駄だと(強制的に)理解せざるを得ないネム。 これだけ激しい死闘(ネム限定)を繰り広げながら息一つ乱さず、尚且つ、まだ喋る余裕がある二人は、ある意味化け物としか言いようがないのだが…。 ヒュン。ヒュヒュン。 ガキィン。 「~~~ッ、だあぁァァァァ!陛下!!貴女も観ていないで、ハッターを止めて下さい!!!」 ネムは溜まりかね、テーブルに所狭しと陳列する菓子を吟味しつつ、椅子に座り優雅にお茶会を楽しんでいる赤色の着物を纏う少女、『女皇』エンジェライトに必死に助けを求めた。だが… 「余には無理難題な話だ。潔く諦めよ。眠り鼠」 彼女は素敵な笑顔(助ける気なしの顔)をネムに向け、さらりと言い切った。 ヒュン。 キィィン。  
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