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「嘘つけえぇェェ!」
ネムは女皇の言葉に思わずツッコミを入れた。
「陛下のおっしゃる通りですよ。ネム」
ビュン。
「ハッターは黙れ!!つか、いい加減僕への攻撃を止めろ!!!」
女皇に賛成の意を唱えるハッターに、切れ気味に叫ぶネム。
「…ネム。それは無理な注文です☆」
ハッターは、真剣な顔をネムに向けたかと思うと、次の瞬間には、先程より素敵な(邪悪な)笑顔になり、おちゃらけながら攻撃のスピードをアップした。
ヒュ。ヒュヒュヒュ。ビュン。
「くっ、また!?~~~ッ、!!ハッターは、僕で遊びたいだけだろが!!!」
キン。キキキ。ギィィン。
ネムは攻撃を全て塞ぎギロリと睨みつけると、ハッターは益々おちゃらけながら一言。
「勿論♪」
と言った。
その一言を聞いたネムの瞳は涙目になり、もう何度目かも分からない叫び声を上げた。
「ふざけんなあぁァァァァ!!!」
―――事の発端は数刻前に遡る。
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