第4章 届かぬ想い

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              それから程なくして………                会社の中がざわついて来た                「ねぇ!知ってる?秘書室の渡辺美沙妃さん、来月初めに結婚するため、今月いっぱいで寿退社するんだって!…」    「えぇ?あの社内一の美女が!?そうなんだ…」      「お相手は!?」      「我が社の株式の約20%を持つ筆頭株主の御曹子だそうですよ!凄いなぁ!やっぱり美人は…違うよね!!!」     「2年前の株主総会に、その御曹子さんも来ていて、美沙妃さんに一目惚れしちゃって…」 「猛アタックしたんだ…」  「そりゃもう~…      出逢って半年かけて責め続け、ようやく落として、更に半年後にやっと結ばれたそうですよ!!!☆☆☆☆☆」      「ちきしょ~!御曹子かなんだか知らんけど、よくも…よくも俺達のエンジェルを寝盗りやがって~!!!…」      「美人って、すぐに人のものになっちゃうよね!」     「全くだね!」
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